解説

【初心者必見】ゲーミングPCを選ぶ前に知っておきたい、第3弾メモリ解説編

近頃eスポーツなど話題になりゲーミングPCに興味を持たれた方もいるかと思い簡単にですが解説記事を作成してみました。全てをこの記事で解説してしまうと、とても長くなってしまうので各パーツごとに解説していきます。

今回の記事は第2弾の続編になります。まだ閲覧したことがない方は第2弾マザーボード解説編もよければ読んでみてください。

この記事でわかること

  • メモリについて基礎知識をを得たい人
  • PCについて初心者な人
  • メモリの選定に悩んでいる人

メモリとは

メモリ

  • 定義: コンピュータ内でデータを一時的に保存するための装置
  • 種類:
    • RAM(ランダムアクセスメモリ): 一時的なデータ保存に使用され、電源が切れると消失する。
    • ROM(リードオンリーメモリ): 永続的なデータ保存に使用され、電源が切れてもデータが残る。

役割

  • プログラムの実行中に必要なデータや命令を迅速に読み書きするための作業スペースを提供。

まとめ

システムのパフォーマンスに直接影響し、アプリケーションのスムーズな動作を支える。

DDR(ダブルデータレート)

  • 定義: メモリの一種で、データをクロックサイクルの両方で読み書きすることで、効率的にデータ転送を行う技術。
  • 種類:
    • DDR SDRAM: 初期のDDRメモリ。
    • DDR2, DDR3, DDR4, DDR5: 各世代で速度や帯域幅が向上。

特徴

  • データ転送速度: 同じクロック周波数で、従来のSDRAMの2倍のデータを転送可能。
  • 電力効率: 各世代ごとに電圧が低下し、消費電力が改善されている。

まとめ

まとめ

コンピュータのパフォーマンス向上に寄与し、特にゲームや高負荷アプリケーションで効果を発揮。

クロック速度(転送速度)

定義: コンピュータのプロセッサやメモリがデータを処理する速度を示す指標。通常、ヘルツ(Hz)で表される。

役割:

プロセッサの動作の頻度を示し、高いほど処理能力が向上する。

転送速度

  • 定義: データがメモリやストレージデバイス間で移動する速さを示す指標。通常、ギガバイト毎秒(GB/s)やメガビット毎秒(Mbps)で表される。
  • 役割:
    • データの読み書きの効率を示し、高いほどデータ転送が迅速に行われる。

まとめ

クロック速度と転送速度は、システム全体のパフォーマンスに大きく影響し、アプリケーションやゲームの動作に直接関わる。

とーや
とーや

転送速度が速いほど処理(待ち時間)が少ないのでストレスフリーです!

電圧

定義: 電気回路における電位差のこと。電流を流すための「圧力」として機能する。

単位: ボルト(V)で表される。

役割

  • 電流が回路を流れるためには、電圧が必要。高い電圧ほど多くの電流を流すことができる。

重要性

電圧は電子機器の動作に直接影響し、適切な電圧で動作することで、機器の性能や安全性が確保される。過剰な電圧は故障や損傷の原因となる。

とーや
とーや

ここだけの内容だと学校の授業みたくなりました。笑

最大容量

定義: コンピュータやデバイスが搭載できるメモリの最大量を指す。

影響要因:

マザーボード: 対応するメモリスロットの数や規格によって制限される。

オペレーティングシステム: 使用可能なメモリの量は、OSの種類(32ビットまたは64ビット)によって異なる。

一般的な最大容量

  • デスクトップPC: 64GBから128GB以上のメモリをサポートするモデルが多い。
  • サーバー: 数TB(テラバイト)まで対応するものも存在。

まとめ

最大容量は、システムのパフォーマンスや同時に処理できるタスクの数に直接影響し、特に高負荷のアプリケーションや作業において重要。増設した場合は、認識されなかったり動作が不安定になる場合があるため、必ずマザーボードの仕様を確認してから増設するようにしましょう。

DDR3,DDR4,DDR5性能比較表

DDRタイプクロック速度(転送速度)電圧最大容量発売時期
DDR3800 MHz - 2133 MHz1.5 V16 GB2007年
DDR42133 MHz - 4266 MHz1.2 V - 1.4 V64 GB2014年
DDR54800 MHz - 12600 MHz1.1 V128 GB2021年
とーや
とーや

DDR5は性能がいい反面まだ高価格の為、主流はDDR4が多いです!

メモリの選定(ゲーミングPCの場合)

  • 容量の選定:ゲームによっては、大量のメモリが必要になる場合があります。一般的には、8GBから16GBのメモリが必要ですが、最近のゲームでは、32GB以上のメモリを必要とする場合もあります。ゲームの要求スペックを確認して、必要な容量を選定しましょう。
  • クロック速度の選定:メモリのクロック速度は、メモリがデータを処理する速度を表します。ゲームによっては、高速なクロック速度のメモリが必要になる場合があります。一般的には、3,000MHz以上のメモリが推奨されます。
  • 帯域幅の選定:メモリがデータを送受信する速度を表します。ゲームによっては、高速な帯域幅のメモリが必要になる場合があります。一般的には、3200MT/s以上のメモリが推奨されます。
  • デュアルチャネル構成の選定:デュアルチャネル構成は、メモリを2つのチャネルに分けて処理する方法です。これにより、メモリの処理速度が向上するため、ゲームの動作がスムーズになります。デュアルチャネル構成のメモリを選定するようにしましょう。
  • メーカーの選定:メモリメーカーによって、品質や性能に差があるため、信頼できるメーカーの製品を選定するようにしましょう。また、メモリメーカーが提供するオーバークロック機能を利用することで、クロック速度を高めることもできます。
とーや
とーや

作者的に優先度が高い順に上から並べています!

注目ポイント

例)メモリの容量が同じ16Gの場合

①16G×1枚刺し(シングルチャンネル構成)

②8G×2枚刺し(デュアルチャンネル構成)

PCゲームを考えているなら②8G×2枚刺し(デュアルチャンネル構成)にしよう!

とーや
とーや

例えるなら同じ車台数(メモリ容量)でも車道が1車線(16G×1)なのか2車線(8G×2)なのかをイメージしてもらえればわかりやすいです!

ゲーミングPCの将来性について

ゲーミングPCは将来性や拡張性についても考慮しておくことをお勧めします。

  • DDR5メモリ:2021年に登場し今後はDDR5が主流になっていくのは間違いありません。
  • 必要メモリ容量の増加:今後も常に最新のゲームをしていきたいのであればメモリの増設(容量)も必要になってきます。

今回の記事について

とーや
とーや

昨今のPCゲームをしていくならメモリの最大容量は大きい方がおすすめですが、マザーボードの仕様書をしっかり確認し対応可能な物を選定する必要があります。

「ゲーミングPCを選ぶ前に知っておきたい、第3弾メモリ編」として記事を書きました。まだ他にも重要パーツはあるので随時解説記事を書いていきます!

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